終わりは始まり

だんだんと終わったことも

感じなくなってきた日々

大きな存在だったから

俺は仕事と恋愛とモーターライフくらいだった

だから大きな存在だった

あの日々を支えてくれた

あの日々に頑張る意味を感じさせてくれた

あの日々から逃げる訳にはいかなかった

そんな君だった

俺が切り拓くから後ろをついて来い

そんな俺に我慢して健気について来てくれた

でも

君には限界が来て

俺も何かが途切れた

修復するにはもう遅かった

もう遅かった

だから

それは運命だと受け止めて

俺はこの先を君もこの先を大切にすればいいだけ

だけど

最後に見た景色

最後に見た君の笑顔

最後に見た君の涙

それをまだ忘れていない

俺はそんな器用じゃない

俺は昭和の男

だから俺について来い

そうやってやってきた

そして終わった

今では終わり

今では新しい日々が始まった

今までありがとう

君とお別れすることを決めた

最初は君に言われた

受け止めて前に進んだ

そしたら君よりもその一歩が早かっただけ

そして俺は隣の瑠美を

俺の人生をかけて大切にしていくだけだ