言葉、思い、考え、感情

 

言葉を残すということは

 

思いや、考えや、意思を残すということ

 

それは俺が生きた証

 

それはいつか変わり

 

それはいつまでも続く

 

 

昨日は雪が降った

雪の夜があんなにも明るいなんて

34年目の冬に改めて気づいた

 

 

当たり前にいろんなことが起こり

当たり前にいろんなことを思い

今日も1日が過ぎていく

 

 

その日常や感情を言葉にする

それはとても尊いことだと改めて感じる

 

 

きみは何を考えて生きているかな

 

少し離れたそこで

 

俺の知っているきみよりも

痩せてるのかな、太ってるかな

 

俺はきっと、きみの知ってる俺より

 

 

それでも

 

心の中のきみは

 

きみのまま

 

 

あの遠い春

 

あの遠い夏

 

あの遠い秋

 

あの遠い冬

 

その瞬間を一緒に過ごし

 

それからずっと思っていた

 

俺もきみも

 

二人は思っていた

 

心の中の俺ときみを

 

 

それを知らされたのは

遠い日々から何年も時間が過ぎてからだった

 

 

言い出したきみも

 

ずっと心の中に閉まっておこうかと

悩んだって言っていたね

 

でも、伝えてくれて感謝してる

 

救われた気がした

 

世界で一番好きだった人に

世界で一番好きだったと伝えてもらったから

 

俺の中で世界で一番好きだった人ってことは

きみの思いとは別に

真実であり続けたけれど

 

そんなきみも

俺のことを苦しいほどに好きでいてくれた

 

そのことに

本当に救われたよ

 

本当に嬉しかった

 

本当に辛かった

 

もっと頑張れれば良かったって

 

だけど

本当に良かった

 

 

愛した人が

俺のことを愛してくれてた

 

俺がどれだけ好きだったか

わかっててくれてたし

 

きみが俺をどれだけ好きでいてくれたか

あとで知った

 

そのことは

ずっと俺の宝物

 

若かりし青春の宝物

 

うまくいかなかったからこそ

輝く宝石

 

 

遠い過去

 

21歳から23歳くらいだったかな

 

今ではすぐに思い出せないくらい

 

時間が過ぎてしまった

 

だけど

 

その頃俺は大学生だったこと

 

その頃きみは専門学校を卒業して

歯科衛生士として働いていたこと

 

そういう時期だった

 

 

俺はすごく細かったし

 

髪の毛も長かった

 

今思えば大学生らしかった

 

大学生らしくなかったことは

 

いつもの遊びの友達は

みんな社会人で

身の丈にあわないような

高級車に乗ってて

同じ大学の友達なんていなかったこと

 

俺も33セフィーロをもらい

30 ウィンダム を買い

そんな時期

 

アメリカで走ってる日本車

 

そんな車が好きだった

 

セルシオ、クラウン、シーマ

そういう日本車セダンの王道ではなくて

 

USっぽいセダンが好きで

それがアイデンティティだったな

 

そんな車できみを迎えに行ってた

 

きみもハリアーに乗ってたな

 

No.730の

 

その車がきっかけで喧嘩したことも

 

今では笑い話だね

 

 

きみと初めて会った時に思ったことは

テンション高いギャルだなあってこと

 

そんな人は俺みたいな大学生のこと

バカにしてくるんだろって勝手に思ってたな

 

でも

そうじゃなかった

 

きみはテンション高いギャルだったことは

確かだったけど

本当は真面目で

礼儀正しくて

大学に行ってることを評価してくれた

 

 

見た目は金色に近い茶色い髪

お腹の出てるTシャツ

へそにピアス

そんな見た目なのに

明治大学ってすごいねって言ってくれた

 

俺の中で

きみの見た目で

大学生をちゃんと評価してくれる人

初めて出会った

 

そういうところが

大好きだった

 

人はきっと認められたら嬉しいし

ギャップに弱いなんて言うけど

恥ずかしいけど本当にその通りだった

 

認められることは少なくなかった俺の人生

 

それでもきみに認められたことが

本当に一番嬉しかったよ

 

物語が始まりそうだね

 

今日はここまで